【2021年】ブロックチェーンの勉強おすすめ本

ブロックチェーンはビットコインの中で使われている技術であり、ビットコインが誕生したのちにその技術の有用性が注目されている。2021 年現在では、ブロックチェーンは暗号通貨に限らず様々な分野への応用がされている。ビットコインが誕生してからすでに 10 年以上が経過し、日本でもブロックチェーンに関する書籍はいくつか出版されている。本記事では、ブロックチェーンを学ぶ上で役立つ書籍を【初心者・熟練者(を目指すもの)】向けに分けて紹介する。

【初心者向け】Mastering Bitcoin:ビットコインとブロックチェーン暗号通貨を支える技術


ブロックチェーンを勉強するにあたり、何から勉強すればよいのか悩むかもしれません。そういった時はビットコインの仕組みを理解するところから始めてみましょう。上述したようにブロックチェーンはビットコインに使われている技術の1つです。つまりビットコインの仕組みがわかればブロックチェーンの仕組みも理解できます。ハキリアリが表紙に描かれているこちらの書籍は、ビットコインを学ぶ上で欠かせない1冊です。ビットコインの仕組みを細かく知ることができ、この1冊を読めばブロックチェーンに必要な知識は一通りおさえることができます。

また、こちらの書籍はコンサイス版という通常版のものからビットコインを理解する上で必要最低限のものだけを抜粋したものも出版されています。詳細な技術まで理解する必要がない読者の方はコンサイス版をおすすめします。

※ 以下でこの書籍を指すときはマスタリングビットコインと言う

【初心者向け】未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス


この書籍は、ブロックチェーンとビジネスの繋がりに焦点を当てています。はじめにブロックチェーンの簡単な仕組みを解説したのちに、ブロックチェーンの応用例を紹介しています。全体で 150 ページと軽量であり、そのうちの約半分が実例紹介になるので、ブロックチェーンどういった分野で活用されているのかを幅広く知ることができます。例えば、自分で新しいサービスを作りたいと考えている方はこの本を一度読むといいかもしれません。

【熟練者向け】詳解 ビットコイン - ゼロから設計する過程で学ぶデジタル通貨システム


この書籍はマスタリングビットコインと同様に、ビットコインの仕組みを理解することを目的としたものになります。この書籍では、あるアプリを題材にして、そこにビットコインで使用されている仕組みを徐々に組み込んでいき、アプリを完成に近づけていくような内容になっています。シンプルなアプリを題材にしているため多少わかりやすい部分もありますが、かなり詳細部分まで踏み込んで解説しているところもあるので、前提知識がないと読破することに苦労するかもしれません。しかし、マスタリングビットコインでは詳しく書かれていない、新しい技術(Segwit)に関する解説もされているため、そちらの技術も含めて学習したい方にはおすすめです。

【熟練者向け】プログラミング・ビットコイン - ゼロからビットコインをプログラムする方法


こちらの書籍は、ビットコインの仕組みを実際にプログラミングしながら学んでいくというものになります。使用言語は Python になります。内容としてはマスタリングビットコインとほぼ同じものに Segwit が加わった感じです。そのため、マスタリングビットコインを読破できる方は読めるとは思いますが、プログラミングも行うとなると読者層も限られるので、【熟練者向け】かなと思います。手元を動かしながら学習したいエンジニアの方はこちらの書籍をおすすめします。

しかし、実際にブロックチェーンを使ったアプリケーションを開発する際には、フルスクラッチ(ブロックチェーン自体からアプリまで設計する)でコードを書くことは少ないと思います。

【初心者向け】ゼロから創る暗号通貨


こちらの書籍は、Python というプログラミング言語を用いて実際にビットコインのようなアプリを作成するものです。書籍全体を通して登場人物らの会話で進めていくので、とても読みやすいです。しかし、プログラムのバグがあったり、プログラム全体を把握することが難しいので、プログラムを書きながら読破するにはかなりの根気が必要になります。ここで作ったプログラムを元にオリジナルのアプリを開発することもできるので、一度フルスクラッチでプログラミングを経験したい方にはおすすめです。

【熟練者向け】ブロックチェーン 仕組みと理論 増補改訂版


こちらの書籍は、前半はブロックチェーンの簡単な解説とその応用例について書かれており、後半は様々なブロックチェーン基盤ソフトウェアをインストールして、暗号通貨の送金等を体験するものになっています。

ブロックチェーンの解説部分はわずかなので、勉強する1冊目の本には向きません。しかし、ビットコインに限らず様々なブロックチェーン基盤に焦点を当てているので、ビットコイン以外の暗号通貨ではどういった仕組みが使われているのか、ということが知ることができます。また、ブロックチェーン業界の動向を非常によく書いてあるので未来IT図解よりも詳細な情報が得られると思います。

後半については完全にエンジニア向けの内容になるので、初心者の方は読み飛ばしても構わないと思います。

【初心者向け】ブロックチェーン実践入門:ビットコインからイーサリアム、DApp 開発まで


こちらはブロックチェーンの仕組みを細かく解説したものであり、ブロックチェーンの基礎、暗号・ネットワーク・ゲーム理論などのブロックチェーンに使われている技術、ビットコイン、イーサリアムとスマートコントラクト、ブロックチェーンアプリケーションと非常に幅広い内容を扱っています。ポイントとしては、イーサリアムの解説を扱っているところです。イーサリアムとはビットコインとは別の暗号通貨の名前ですが、イーサリアム自体の解説をしている書籍は少なく貴重です。ただし、この1冊でイーサリアム全体を理解することは難しいので、さらなる理解を求める方はイーサリアムのホワイトペーパーもしくはイエローペーパーを読んでみてください。

こちらの書籍は 2020年10月に出版されているため、今回紹介するものの中ではもっとも新しいものになります。

こちらに書籍のレビューを載せています。

【番外編】マスタリング・イーサリアム - スマートコントラクトと DApp の構築


こちらの書籍は、ビットコインではなくイーサリアムという暗号通貨について書かれたものです。イーサリアムの解説書になるので、ブロックチェーン自体の勉強は難しいと思います。しかし、ブロックチェーンアプリケーションを作成する際にはこのイーサリアムブロックチェーンを活用することが最も多いと思うので、アプリ方面に興味のある方は読んでおいた方がいいかもしれません。

【番外編】Mastering Lightning Network


こちらの書籍は、ビットコインで使われる比較的新しい技術である Lightning Network というものに焦点を当てた技術書です。こちらは 2021 年の夏に発売予定の書籍(英語)です。Lightning Network はセカンドレイヤーと呼ばれる技術であり、取引を高速で行うことを可能にするために必要であり、ビットコインに限らず他のシステムにも応用が期待されています。ブロックチェーンに関するエンジニアの方におすすめです。ぜひ、チェックしておいてください。

まとめ

今回はまだ発売されていないものも含めて 9 冊の書籍を紹介しました。エンジニアではなくブロックチェーンをしっかりと理解したい方には、マスタリングビットコイン -> (詳解 ビットコイン) -> ブロックチェーン実践入門 の手順で読んでもらうことが一番のおすすめです。また、このルートはエンジニアの方にもおすすめです。

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